トップ > 書籍  > 流通業の「決算書」

流通業の「決算書」
NEW

経営コンサルタントが読み解く

流通業の「決算書」

フロンティア・マネジメント 著 / 松岡真宏 監修

流通業に特化、豊富な事例で解説。だから深く理解できる!



店長(初級)、経営企画(中級)、IR・PR(上級)それぞれの

仕事に必要な決算書の読み方や、業態別の特性を解説。

ただの“決算書の解説本”では満足できない、「流通業」の

決算書の読み方を学びたい人に贈ります。

A5/208ページ/ISBN 978-4-7855-0525-7/2017年10月12日発売

定価 1,728円(税込)

商業界で購入する

他のネット書店で購入

  • amazon
  • 楽天

目次

はじめに

【1章 ビジネス言語としての「決算書」】
人と他の生物を分ける「言語」
「決算書」とは何か?
 ①「決算書」はなぜ作成する必要があるのか?
 ②どのような「決算書」がいつ作成されるのか?
 ③誰がどのような用途で利用しているのか?
「決算書」リテラシーのすすめ
 ④「決算書」から何が見えてくるのか?
 ⑤自分の会社を「見抜く力」を養う
 [コラム]「定性分析」と「定量分析」はどちらが大事?
「決算書リテラシー」初級編(店長向け)
 ⑥店長はどのような数値に追われているのか?
 ⑦店長の「ミッション」とは何か?
 ⑧あなたは無駄な数値に溺れていないか?
 [コラム]個店重視で拡大する店長の役割
「決算書リテラシー」中級編(企画部門向け)
 ⑨経営企画部の「ミッション」とは何か?
 ⑩経営企画部における決算書の用途
 [コラム]「競合」と「ベンチマーク」は違う
「決算書リテラシー」上級編(IR・PR部門向け)
 ⑪IRとPRの「ミッション」とは何か?
 ⑫IRとPRにおける決算書の用途

【2章 「決算書」のポイントと読み方の技術】
「決算書の読み方」初級編(店長向け)
 ①基本となる3つの決算諸表
 [コラム]「フロー」と「ストック」を理解する
 ②貸借対照表は企業の「健康診断書」
 [ここで実践!]「貸借対照表」を読む
 ③損益計算書は企業の「通信簿」
 [ここで実践!]「損益計算書」を読む
 ④キャッシュフロー計算書は企業の「家計簿」
 [ここで実践!]「キャッシュフロー計算書」を読む
 ⑤財務三表はどのように連関するのか?
 [コラム]財務三表の関連を読む
 [コラム]小売業頻出の分かりづらい勘定科目
「決算書の読み方」中級編(企画部門向け)
 ⑥財務三表をさらに「深掘り」する
 ⑦「決算資料(補足を含む)」から見えること
 ⑧「中期経営計画」で着眼すべき事項は?
 ⑨知っておきたい他の有効なツール
「決算書の読み方」上級編(IR・PR部門向け)
 ⑩「ステークホルダー」がいないと成り立たない
 ⑪ステークホルダーは何を見て判断する?
 ⑫ソース別に何が記載されているか?
 ⑬各ソース(資料)はどうやって入手するか

【3章 ここで差がつく「決算書」の分析技術】
「決算書の分析技術」初級編(店長向け)
 ①「店舗P/L」は決算書とどこが違うのか?
 ②在庫量を適正に保つためには?
 [コラム]業態ごとの「交叉比率」を比較しよう
 ③「人件費」をコントロールするためには?
 ④効率の高い店舗を作るためには?
 [コラム]時間帯ごとのレジ稼働率を分析する
「決算書の分析技術」中級編(企画部門向け)
 ⑤分析の手法を身に付ける
 ⑥活用したい情報ソース元
 ⑦財務三表を活用する5つの視点
 [ここで実践!]5つの「視点」で分析する
 ⑧「決算資料(補足含む)」の3つの活用方法
 ⑨「中期経営計画」から3年後をイメージする
「決算書の分析技術」上級編(IR・PR部門向け)
 ⑩ステークホルダーは会社をどう判断するか?
 ⑪財務分析のための指標~株価に関連した指標が重要~
 ⑫役員構成の変遷で見える企業の盛衰
 ⑬不振企業を見分ける方法
 ⑭IR資料の作成と対応におけるポイント

【4章 業種業態別の「決算書」の読み方】
業種業態の特徴の押さえ方
業態の違いを理解する
・百貨店
 [コラム]百貨店を知る+α
・GMS(総合スーパー)
 [コラム]GMSを知る+α
・食品スーパー
 [コラム]食品スーパーを知る+α
・コンビニエンスストア
 [コラム]コンビニエンスストアを知る+α
・アパレル
 [コラム]アパレルを知る+α
・ドラッグストア
 [コラム]ドラッグストアを知る+α
・ホームセンター
 [コラム]ホームセンターを知る+α
・家電小売
 [コラム]家電量販店のショールーム化
・住生活
 [コラム]住生活を知る+α
・食品卸
 [コラム]食品卸を知る+α
・SC(ショッピングセンター)
・EC(電子商取引)
 [コラム]ECを知る+α

内容紹介

 流通業は「現場が全てだ!」とよく言われます。流通業の経営者の中には、常に店舗見学を行い、現場で見つけた問題点を指摘し、それを実際の経営に生かしている例が少なくありません。いわゆる「現場主義」です。
 一方、セブン-イレブンの生みの親である鈴木敏文氏は、店舗見学をほとんど行わないことで知られていました。本社オフィスで刻々とレポートされる数字を基に仮説を構築していました。まさに「数値主義」です。
 本書は、「現場主義」と「数値主義」のどちらか一方に与するものではありません。むしろ、多くの人間にとって、「現場主義」と「数値主義」の間の“中庸”にこそ正解があるのではないかと考えています。

 確かに、「現場主義」の方の話は、臨場感があって説得力があります。しかし、一人の個人が、ある一定の時間だけの見学経験だけに頼って、その店舗や、その店舗を運営する会社全体のことを語るのは、正確性に欠いた議論になりがちです。
 見聞きしたものを客観的に検証することではじめて、「現場主義」の言説は真に説得力を持ちます。その検証の際に、大きな助けとなるのが“決算書”なのです。決算書を読めるようになると、店舗で見聞きしたものを唯一の真実として思い込むのではなく、自分の初期的な観察の正否を、客観的にチェックできます。
 逆に、決算書から類推した現場のイメージをあらかじめ持って店舗に行くことで、視覚や聴覚など五感に頼り切らず、理性を使って、店舗見学をより高次のものにすることもできます。前出の鈴木氏のように超人的な経営の天才を除けば、店舗での経験的知見を抜きにして流通業を語ることは困難です。時間的に限られた店舗見学を、より意味のあるものにするためにも、決算書を読む力は必須なのです。

 本書は流通業に携わる全ての人にとって、何らかの気付きがあるように作成されています。多くの方の気付きによって、日本の流通業が前進していくことを願ってやみません。


「はじめに」より

読者アンケート

本書に関するご意見、読後の感想などをお寄せください。

年齢必須
性別必須
お住まいの都道府県必須
公開可否必須
ご意見・ご感想必須