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食品商業2012年2月号掲載

第11回食生活プランナー2級検定
団体最優秀賞は、㈱マイヤ(岩手県)

第11回の食生活プランナー2級検定試験は、申込者数121名、受検者数は113名、合格者数は58名で、合格率51.33%となった。東日本大震災の影響もあり、受検者数は伸び悩んだが復興がままならない中、奮闘する㈱マイヤ(岩手県大船渡市)が団体最優秀賞を受賞するといった明るい兆しも見えてきている。

インタビュー写真1
人材育成の教育に積極的に取り組む
㈱マイヤ 代表取締役社長 米谷春夫氏

マイヤは震災で16店舗中6店舗が被災した。本部の店をはじめ、多くの店で営業ができない状況に追い込まれた。米谷社長自身も被災し、従業員たちも自宅消失200人、車消失100人、家族何百人を失う大きな被害を受けた。このような状況下ながら、その時、経営者幹部たちは不在だったが、従業員らは自分たちの意志で営業再開に向けて活動した。それは、「地域を支え、地域に生き、地域に暮らす企業」という経営理念の共有が行動につながった。全従業員がこの非常時にお役に立てることは何か⁉と強い意志で取り組んだからである。

「震災後、一時、6店舗の従業員数約350人、解雇や休職を余儀なくせざるを得ず本当に辛かった」(米谷氏)

同社は、他店舗の特需的売上増もあり、7月にはその従業員らを呼び戻すことができ、8月4日には、仮店舗1号店を陸前高田市に滝の里店としてオープンさせた。

まさに地域を支え、地域に生き、地域に暮らす従業員の結集の底力。地域の人々にまだまだ買い物の不便をかけていて申し訳ないと2店舗目赤崎店は12月にオープンにこぎつけた。

向上意欲に満ち、切磋琢磨して成長していく人づくり

社内の研修態勢も除々に整ってきた。食生活プランナーの再検定を決めたのは8月、検定まで1カ月足らずだったが、社内掲示板に受検の告知を載せた。3月受検できなかったパートナー(パートタイマー)さんは片道2時間半かかる受検会場に臨んだ。「自分が成長しないと駄目だ。会社の仕事を通じて自分を成長させる」と常々徹底しているという米谷社長。同社は職場環境の人材育成格差が企業の命運を決定するとの考えから、人材育成、能力開発向上に積極的に取り組む環境づくりをしている。「勤務心得ガイドブック」と「社長語録」は従業員全員が持つ。初級・中級・上級セミナー、チェッカーコンクール(30年)電話応対コンクール(全社員参加)などを実施。 「ベストオブザ自己啓発賞」を設け、年1回表彰し、向上意欲をかき立てている。だから従業員の勉強意欲はとても旺盛だと思ってます」(米谷氏)。

通信教育もとても活発で、中には年11講座も受講し勉強するパートナーさんもいるほどだ。受検資格・基準は設けず誰でも受けられるようにしている。食生活プランナー2級はキャリアアップ資格試験に定められており、パートナーさん達も自分自身を高めるため食生活の提案ができるプロになろうと受検に臨む。

現在、地域の復興に向けて、食生活の面からサポートするのが同社の役割と考えている。

暮らし提案型スーパーマーケットの役割

「お客さまの暮らしをより豊かにがモットー。同県内で食生活の地域格差をつけてはいけない、と言い続け呼び掛けている。自分から積極的に提案できる知識を持ってほしい。だからどんどん知識を習得して、安全安心、健康、食べ方、メニューを提案してお客さまにお応えしていきます」(米谷氏)

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