第9回食生活プランナー2級検定団体最優秀賞は、
㈱マルヨシセンター(香川県高松市)が受賞
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㈱マルヨシセンターは、香川県内を中心に徳島県、愛媛県、兵庫県(淡路島)に合計37店舗を展開しているスーパーマーケット。この「食生活プランナー検定2級検定」は第6回(09年3月実施)から法人受検している。個人最優秀賞では、野田忠義さん(第6回)、大西敏広さん(第7回)の2人が受賞。団体最優秀賞は今回が初めての受賞となった。
マルヨシセンターの成績は、受検者数32名、合格者18名で合格率が56.25%(全体平均は45.19%)、「食生活の基本」が平均63.31点(全体平均点58.35点)、「食品販売プランニング技術」が平均74.84点(全体平均点69.15点)の好成績だった。今回の大きな特徴としては、「食品販売プランニング技術」の点数が総じて高く、「食生活の基本」が、合否を左右する結果になった。マルヨシセンターもこの例に漏れず、「食生活の基本」がもう一息の受検者が多く、合格率が伸び悩んだ要因といえる。
最優秀団体賞の受賞にあたり、同社・人事総務部の吉田弘治アシスタントマネジャーに話を聞いた。
店長必須資格、副店長、チーフにも
不況感が漂う今日、四国でも地方特有の人口減の問題に加え、逆に売場面積増によるオーバーストアで、小売業は地域のお客様の支持を得るために躍起になっている。 そのなかで、いかにマルヨシセンターというスーパーマーケットの「売り」(=セールスポイント)をお客さまにわかりやすく伝えることができるか?「以前は、販売士2級を社内受験していましたが、よりスーパーマーケットに特化したものはないかと探していたところ、商業界の『食生活プランナー検定』を知りました。スーパーマーケットに働く者に必要な食品の基礎知識から栄養学の基本、売場提案、販売技術などが網羅されていると思い、第6回から団体受験を申し込みました」(同社人事総務部アシスタントマネジャー吉田弘治氏)。当初より、店長の必須資格と位置づけ取り組んでいる。実際、ほとんどの店長が取得済みで、今後は副店長やチーフ、意欲あるスタッフにも広げていく方針だ。 会社からは教育の案内として、次の文章を店長以下に配布して啓蒙している。
●食生活プランナー
お客様に対して、「食品と食事に対する正しい知識と情報を伝えられる」人材を増やし、他社とは違う接客ができる人材を増やす。手段は「食生活プランナー2級検定」の勉強を通じて、以下のことを身につける。
- 食事の重要性の認識をする
- 正しい商品知識を持っている
- 食品の取り扱い方法を身につける
- いろいろなメニューや美味しい食事の提案ができる
- 陳列や販促の基本を理解している
試験対策については、「受検者には、サブテキストの『食生活プランナーになる本』を熟読させ、過去の問題を反復やってもらいます。それ以外は、個人の自主性に委ねています。あまり厳しくチェックすると「やらされている」という感情が表に出て、せっかく得た知識が身に付かないからです」(同)。
価格より価値が大切
本部近くにある国分寺店は、オープンして20年経過、今年(10年)3月リニューアルした。その経緯について、吉田マネジャーは「以前より、マルナカさんとキョーエイさんの店舗などがありましたが、今年9月にイオンさんの「ザ・ビッグ」が出店するという事で大変な危機感を持ち、お客様視点に立った店作りに磨きをかけるために再構築しようという事になりました。もちろん低価格の訴求も重要ですが、それ以上に商品が品切れなくそろっている、味・鮮度が抜群、従業員の接客が素晴らしいことに磨きをかけようと取り組んでいます。売場では従業員がいろいろメッセージ(情報)を発信し、そのメッセージをお客様に理解してもらい、リピーターにつなげることに専念しています」実際、この国分寺店は「ザ・ビッグ」オープン当初は苦戦していたものの、今は前年比118%と好調に推移している。
「私たちには、加工センターが2カ所あります。そこでは『健康とおいしさ』にこだわったプライベートブランド(PB)商品を数多く製造しています。それ以外にも特に味を吟味し、お客様に今お勧めしたい商品、産直商品などは、弊社佐竹文彰会長が選ぶ『チェアマンズセレクト』商品と名付け、独自化をすすめています。それらは担当者の手書きコメント入りや黒板POP、食べ頃チェックの方法紹介、食品検査報告書添付した安全・安心にこだわった商品紹介(写真参照)など、お客様に我々のメッセージを伝えていきます」。
これからのお客様は店を選ぶ
近年、食生活環境がめまぐるしく変化している。呼応するように、お客の意識もつねに動き続けている。これからの時代、お客様の支持を得続けることができる店は、商品や価格だけではついていけない。「お店の従業員が商品を良く知り、お客様へ積極的に良さをお伝えする力が大切だと考えます。『質の高い接客ができる従業員がたくさんいるお店』『いつも明るく、清潔感がある、雰囲気の良いお店』『味・鮮度・品質で間違いないお店』このようなお店になるためには、すべて働く人の力が必要です。お客様に満足していただけるためには、私たちがお客様以上に勉強しなければいけません。そのためにも、さまざまな勉強に機会が必要なのです。『食生活プランナー』もその一つとして、今後も活かしていきたいと考えます」と吉田マネジャーはまとめた。
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